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大阪府枚方市の心療内科クリニック。岡田クリニックです。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.072-807-6727

〒573-1105 大阪府枚方市南楠葉一丁目26−5クリスタルパレス中西2F

治療方針policy&FAQ

私たちが目指すもの

トップレベルの治療を身近で提供していきます

人とのつながりと信頼を大切に、共に行う治療をめざします

こころの「安全基地」になれるように努めます

治療について

 当クリニックの大きな特徴は、症状だけを診るのではなく、そのベースにある発達課題や認知、パーソナリティの特性、愛着スタイルを視野に入れた治療を行うことです。
 支持的精神療法(カウンセリング)やお薬による治療が基本ですが、病状に応じて、認知行動療法、マインドフルネス、愛着改善プログラム、各種トラウマケア、SSP、SSTなどのスキル・トレーニング、家族療法、カップルカウンセリング、ペアレント・トレーニングなどの専門的心理療法を、提携しているカウンセリング・センターのスタッフと連携しながら行います。
 また、発達障害や学習障害の方への療育プログラム、支援プログラムにも、提携機関とともに力を注いでいます。提携しているカウンセリング・センターやくずはドリーム・クラブでは、その人の課題に即したプログラムをオーダーメイドで作成し実施しています。

子どもから大人まで診ることの意味

 子どもと大人は連続した存在です。大人になっても、子ども時代の課題を引きずっていることは、とても多いですし、思春期の課題が、中年になって現れることもあります。うつや不安、行動の問題といった症状を診るだけでは、その人の抱えた課題を、本当の意味で乗り越え、改善や成長を遂げていくことはできません。当クリニックは子どもを診るうえで必要な発達や成長の課題についての理解とノウハウをもつことで、それを大人の方を診る上でも活かすことができるのです。
 また、子どもと大人は、親子という関係において、密接につながっています。親も発達や愛着の課題を抱えていて、それが子育てにも影響しているということも多いのです。子どもの支援をすると同時に、親の側も支援することで、親も子もどちらもが、よりスムーズに安定と成長を手に入れることができるのです。

発達検査について

幼児から大人まで、専門的な発達検査を行うことができます。知能だけでなく、学習や社会性、行動のコントロール、愛着スタイルなどについて、詳細な検査を行い、課題の発見と手当てに役立てます。

不登校、出社困難、ひきこもりの支援

当クリニックが、もう一つ力を入れているのは、子どもの不登校、大人の出社困難、ひきこもりの支援です。医師や心理スタッフだけでなく、不登校支援で高い実績のある臨床心理士、公認心理師、スクールソーシャルワーカーや、就労支援カウンセラーにも協力いただいて、支援体制を取れるようにしています。

治療の流れについて

  1. 初診受付

    初診時は、予約時間の15分前にお越しください
  2. 問診

    現在の症状、治療に対してのご希望などを、お伺いします。
  3. インテーク面接

    お困りなこと、経過や生活歴などについて、心理士や精神保健福祉などの専門スタッフがお伺いします。
  4.  検査・診察   

    インテーク面接の結果をもとに、心理検査や発達検査、診察を行います。 
  5. 治療計画の立案

    検査結果や診察の結果を踏まえて、診断を行ない、今後必要な治療について説明いたします。
  6. 治療開始

    カウンセリングを中心に治療を進める場合、積極的に薬物療法を行う場合、両者を併用する場合、漢方薬による 治療を行う場合、学習や発達障害の支援 プログラムに導入する場合などがあります。
  7. カウンセリング、スキル・トレーニングなど専門療法の導入

    治療を進めていく中で、問題点や課題がはっきりしてきたとき、認知行動療法や愛着アプローチ、各種トレーニング、マインドフルネス、トラウマケアなどの専門療法を併用する場合もあります。
  8. 心理教育センター
    とも連携して
    本当に必要な支援を

    発達障害や不登校、適応障害、不安やうつ、愛着障害やトラウマなど心理カウンセリングが継続的に必要なケースについては、当クリニックだけでは、受け入れや対応に限界があるため、同ビルにあるくずは心理教育センターや大阪、神戸、東京の5カ所にある日本心理教育センターの各ルームと連携し、通常の医療の枠の中では提供することが難しい、時間をか けたカウンセリングやトレーニング、サポートを受けられる体制をとっていま す。詳しくは⇒くずは心理教育センター   日本心理教育センター


FAQ よくあるお問い合わせ

認知行動療法とは何ですか?

うつや落ち込み、不安やパニック発作、対人関係や行動上の問題などの根底には、自分が意識しないうちに、きっかけとなる出来事に対して自動的にネガティブな価値判断をしたり、過剰で偏った受け止め方をしていることが、悪循環を形成しています。こうした自動的な反応パターンに気づき、それを修正していくことで、うつや不安症状、対人関係や行動上の支障を改善し、適応しやすくする治療法です。


愛着アプローチとは何ですか?

愛着とは、対人関係の土台をなすもので、母親と生後半年〜一歳半頃の時期に基礎が育まれ、その人の安心感や対人信頼感の土台ともなる仕組みです。オキシトシンというホルモンによって司られ、オキシトシンには人との関係を円滑にしたり愛情を維持する作用やストレスや不安を和らげる作用があります。愛着が不安定で、オキシトシン系の働きが悪いと、うつや不安、傷つきやすさ、潔癖さの原因となり、慢性のうつや気分障害、依存症、摂食障害、適応障害などを引き起こしやすくなり、また発達の課題がある人では、症状や問題行動が強まったり、適応力の低下を招いたりします。愛着アプローチは、愛着の安定化をはかり、オキシトシン系の働きを強化することで、上記のような状態の改善をはかるものです。児童・青年では、親と一緒に取り組んでもらい、結婚されている成人の場合には、御夫婦で取り組まれることが効果的です。愛着アプローチでは、症状自体を改善しようと取り組むのではなく、その人と重要な他者との関係を改善することにより、結果的に症状も良くなることをめざします。ほかの方法では、なかなか改善しないケースにも、効果が期待でき、いま注目されています。親子関係の問題や慢性的な自己否定感に苦しんでいるケースでも有用です。

愛着改善プログラムとは何ですか?

愛着アプローチでは、安全基地となってくれる人の存在が必要です。しかし、現実には家族や身近な人が安全基地となってくれることが難しく、協力を期待しづらいケースもあります。また、ある程度、自分の抱えている問題に自覚が生まれ、自分でもなんとか乗り越えたいという場合もあります。しかし、通常のカウンセリングや認知行動療法などを受けてこられたけれども、不安定な愛着の問題や愛着トラウマがなかなか改善しないというケースも少なくありません。もっと有効な手立てはないのか。そうしたニーズに応えるべく、これまで積み重ねられてきたさまざまな経験や手法を集大成して作られたのが、愛着の課題に焦点化した不安定型愛着改善プログラムです。その方の愛着スタイルに応じて、両価型愛着改善プログラムと回避型・回避性パーソナリティ改善プログラムの二つが用意されています。前者は、不安型(とらわれ型)愛着スタイルや未解決・不安型愛着スタイルの方に、後者は回避型や恐れ・回避型愛着、未解決・回避型の方に適しています。各段階の課題をクリアして、次に進んでいくようになっており、カウンセリングであると同時に、トレーニングとして取り組めるようになっています。このプログラムには、一回50または80分の時間を要するため、特別な研修を受けた専門のカウンセラーが、提携しているカウンセリングセンター行っています。

SSPとは、どんなトレーニングですか?

SSP(Safe & Sound Protocol) とは、いま世界的に注目されるポリヴェーガル理論に基づくアプローチで、ステファン・ポージェスによって開発されました。自閉スペクトラム症やADHD、HSP、PTSD、愛着障害などに伴う過敏性や生きづらさの改善に効果を認め、大変注目されています。聴覚の過敏性のため生活に支障を来したり、ストレスを感じている方、聞き取りの弱さや声の抑揚のコントロールが悪いため、コミュニケーションに困難を感じている方、トラウマに苦しんでいる方などに大きな福音となっています。セッションは特殊な加工を施された音楽をヘッドホーンで聴きながら、お子さんの場合には遊びに興じ、大人の場合には、リラックスできる活動を行います。通常、5回〜10回のセッションで、特別な研修を受けた医師または心理士によって行われます。SSPとカウンセリングや愛着改善プログラム、認知行動療法や発達トレーニング、他のトラウマケアなどを組み合わせることで、効果が増強されます。

マインドフルネス(認知療法)とは何ですか?

慢性的なうつや空虚感、自己否定や自信欠乏で苦しんでいる人に、今とてもお勧めで効果的なのが、マインドフルネス療法です。マインドフルネスは、どんなものごとも価値判断せずにありのままに受け止め、感じる心のありようのことです。うつや空虚感に囚われやすい人は、とかく今の状態を、理想の状態と比べてしまい、ダメだとか嫌だかと、すぐに価値判断してしまう癖があるものです。それは、理想の状態や目標達成に向けて努力することが、価値のあることだという生き方を知らずしらず行ってきた結果でもあります。そういう自分だけを認めてもらえたということも関係していると思います。でも、そうした心のもち方は、物事がうまくいかないときには自分を苦しめてしまいます。マインドフルネスでは、ありのままの自分をありのままに感じることの素晴らしさに気づくという、新しい視点を体験することで、価値判断にとらわれない豊かな生き方を、頭だけでなく心や体の体験を通して身に着けていきます。

発達支援プログラム(発達トレーニング)では、どんなことをするのですか?

発達障害の方では、眼球運動や凝視がスムーズに行えなかったり、左右のバランスや目と手の協働動作がうまくできなかったり、聞き取りが苦手だったり、筋緊張が亢進していたりといった神経学的な特徴がみられます。さらに、イメージを取り扱う能力やワーキングメモリー、心の理論、部分を全体に統合する能力といったものにも課題がみられることがしばしばです。各人の特性分析を踏まえて、オーダーメイドでプログラムを用意し、必要なトレーニングを行います。従来から行われている感覚統合療法に加えて、最新の研究成果を踏まえ、神経の発達や統合を促すさまざまなトレーニングを組み合わせて行います。楽しみながら、遊びながら、スキルや共感性を高めていくことをめざします。当クリニックでは、診断や特性の分析、治療指針の決定、医学的治療を中心に行い、支援プログラムの実施は、同ビル内にある"くずは心理教育センター"が担当します。

学習障害支援プログラムとは何ですか?

がんばっているのに、勉強が身につかない、成績が伸び悩む、ミスや聞き漏らしが多い、計算はできるが文章題が苦手、漢字の書き取りが苦手といったことでお悩みの方は、少なくないと思いますが、そうした背景には、しばしば軽度の学習や注意の問題がひそんでいます。ただ、無理やり勉強させようとしても、本人の力ではどうにもならず、勉強嫌いが強まってしまうだけです。こうしたお子さんが躓きやすい問題には、その特性に即した指導や学習法が必要です。学習障害や注意障害の指導のノウハウを採り入れた支援プログラムを、各人の課題ごとに用意し、それに取り組むことで、「わかった!」「できた!」という体験を得られやすくなります。学習支援を通して自信を回復することで、情緒や行動面での改善も期待できます。

トラウマケアとは何ですか?

人はさまざまな心の傷をかかえています。命にかかわるような体験をしたり、ショッキングな出来事から心的外傷を生じ、それが長期にわたってその人を苦しめるPTSDだけでなく、最近より多く人にみられるのは、小さな傷つきが積み重なって、それがある限界を超え、過敏さやネガティブな気分・思考が慢性的に続いたり、傷つくことを避けようとして、社会生活や対人関係が消極的になり、適応力が低下してしまっている状態です。また、親子関係や夫婦間で傷つけられた体験が、その人の足を引っ張っていることも多いと言えます。これまで、そうした心的外傷を改善する手段は限られ、長い時間を要するのが普通でしたが、近年、いくつかの有力なアプローチが開発され、比較的短期間に、改善が得られるケースも増えてきています。当クリニックは、提携しているカウンセリングセンターの協力を得て、通常のカウンセリングやお薬の治療に加えて、最新のトラウマケアを併用できる体制をとっております。長年、とらわれや過去のいやな体験に苦しめておられる方にお勧めです。


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クリスタルパレス中西2F
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